[ completion date ] |
2013/07 |
[ design ] |
笹野空間設計 笹野直之 西田陽一
オフィス・ブリーズユゥ |
[ design concept ]
敷地は北側と西側が道路に面した角地で、周辺は矩形に区画されたブロックに個人住宅や集合住宅、病院などが整然と建ち並ぶ住宅地でした。そこで建物を道路の区画に沿って配置し、南東側にパティオを設け、内側に開くような配置計画としました。
外観は全体を左官の塗壁とし天然木の板貼や金属ルーバーを設けています。金属ルーバーは通風を保ちつつ外からの日差しや視線を和らげる効果があり、道路に面する部分での大開口を可能としています。
アプローチより玄関の扉を開けると玄関ホールの大窓からパティオが楽しめます。廊下を抜けてリビングに入るとダイニングキッチンと繋がる大空間が広がります。リビングでは3層吹抜けていることにより3階
のテラスの植栽からこぼれる光が降り注ぎ、4層繋がる螺旋階段は大きな家に一体感を与え、家族がどこにいてもお互いの気配を感じることが出来ます。また光豊かなコンサバトリーでは壁面緑化が、リビングでは光庭が生活に潤いを与えています。
住宅としての機能性を大切に扱いつつ、非日常的な工夫を様々な場所に散りばめることにより、個性的で心
地よい住宅となりました。
[ structure ] |
鉄筋コンクリート造(外断熱工法) |
[ total floor area ] |
362.00u(109.5坪) |