[ completion date ] |
2015/04 |
[ design ] |
企画監修: |
間宮晨一千デザインスタジオ 間宮晨一千 石田真以 |
設計・監理: |
名古屋大学脇坂圭一研究室 脇坂圭一 |
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神谷亮賢・丹羽麻衣子(B 棟担当) |
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斉川尚樹・蒲健太朗(C 棟担当) |
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服部奨馬・李野・小野竜也 |
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武脇卓磨・鰺坂康平(WS 担当) |
設計・監理連携: |
笹野空間設計 笹野直之 森信貴 |
構造設計: |
藤尾建築構造設計事務所 藤尾篤 平林香里 |
照明計画: |
スタジオLUME 梅田かおり |
設備計画アドバイザー: |
名古屋大学田中英紀研究室 田中英紀 |
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名古屋大学飯塚悟研究室 飯塚悟 松永大輝 |
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[ design concept ]
「未来の風景をつくる」このプロジェクトは間宮晨一千デザインスタジオ主催の実施コンペによるものです。応募した17チームの中から名古屋大学脇坂研究室を中心としたチームの案が最優秀賞のに決まり、その後クライアントを募集し、プラン調整をした上で、設計、工事という流れで進んできました。笹野空間設計は名古屋大学脇坂研究室を中心としたチームの中で連携事務所として携わってきました。
敷地は周辺を含めて、緩やかに南に傾斜していました。この敷地の持つ本来の傾斜を建物の床に馴染ませるように設計が進みました。この計画の最大の特徴は「外の居間」という意味を込めての「ソトマ」です。この三軒の隣地境界に塀はなく、外部空間「ソトマ」を共有しています。各住戸は「ソトマ」に面してデッキやパーゴラを設け、内部と外部の繋がりを大切に扱いました。
建物は矩形のボリュームが貫入しながら組み合わさるような構成としています。そうすることにより光や視線、風などに方向性や溜まりを与え、様々な性格の場所をつくり出しています。床レベルは緩やかに傾斜した外部との関係性を丁寧に扱い、開放感のある空間に心地よい落ち着きを与えています。また2階のボリュームがリビングに迫り出していることによって、家族のコミュニケーションもとりやすくなっています。
施主と設計の想いが一体となって「三軒集まることによって、計画できることの可能性」に挑戦しています。このプロジェクトが今後の街づくりのありかたの一つにつながっていくことを期待しています。
[ total floor area ] |
B棟122.80u (37.1坪) C棟120.69u (36.5坪) |
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