WORKS 実績
住宅(新築)
名東の家
木造
DESIGN CONCEPT
敷地は南側を大通りに面した南北に奥行きの長い土地でした。その奥行きを活かすように、建物の配置をコの字型とし、中庭を最大限広くとれるように検討を重ね、結果的には中庭の隣に吹抜のあるリビングを配置しました。
中庭と吹抜は明るさ感や開放感で相乗効果を発揮します。リビングと一体で使える中庭テラスは、内部のような外部をつくり出します。この部分のサッシは全開しフラットでテラスと繋がるようになっています。リビングから小上りを上がるとタタミコーナーとDKがあります。
リビングからダイニングを小上りにすることによって、それぞれの場所の落ち着きと開放感を両立させています。これは「リビングとダイニングとを緩やかに仕切りたい」という建主の要望に対する答えとなりました。キッチンと一体のダイニングテーブルは作ったり片付けたりしている人とテーブルに座っている人との距離感を縮めてくれます。
螺旋階段の中心にあるのは消防署にあるような登り棒です。建主から「登り棒か滑り台を設けたい」と要望を受け、省スペースな登り棒を設けることにしました。
南側の木製の格子は冬の日光を受け入れつつ夏の日差しを遮ること、通風を保ちつつ外からの視線を和らげる効果があります。
使いやすさ、楽しさ、心地よさを併せ持った住まいで、新しい生活が始まり、家族の皆さんが以前にも増してより一層、生活を楽しむことができるように期待しています。
Name | 名東の家 |
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Location | 名古屋市名東区 |
Completion date | 2012/7 |
Design | 笹野空間設計 笹野直之 西田陽一 |
Structure | 木造(軸組工法) |
Total floor area | 236.53㎡(71.6坪) |
Contractor | 誠和建設 |
Photo | 車田写真事務所 |